安全確保と環境保全には、点検・整備が必要です

 「自動車は国民の生活や経済の発展に必要不可欠なものであり、移動や輸送の手段のみならずレジャーや娯楽にも欠かせない重要な道具として、その役割はますます重要なものとなっています。
 一方、交通事故の発生件数は依然として厳しい状況にあり、環境面においても排出ガスによる大気汚染や地球温暖化問題への対応が重要となっています。
 大型車による交通事故は、重大事故に繋がりやすく、ホイール・ボルト折損による車輪の脱落事故も発生しています。  また、平成28年に発生したバスでの事故は、多くの人命を失う大事故となったことも記憶に新しく、老朽化したバスも数多く走行しており、火災事故も多発しているなど大きな問題となっています。
 これらのことから、安全確保のための確実な点検・整備を実施して行く必要があります。
 本来、自動車ユーザーには自動車の不具合による事故の防止や環境保全を図るため自動車の点検整備が義務付けられていますが、そのことが一部のユーザーには理解されておらず、実施状況は十分ではありません。
 そのため国土交通省、並びに自動車関係団体等で構成する自動車点検整備推進協議会では「自動車点検整備推進運動」を全国的に展開し、特に9月1日(土)から9月30日(日)までの1ヶ月を「自動車点検整備推進運動強化月間」としていますが、旭川運輸支局管内では8月から実施しており、女性や10代から30代の若い世代、車を長期間使用しているユーザーなどに重点を置き、CO2の削減効果があるエコ整備等を積極的に啓発し、自動車ユーザーの保守管理意識を高め確実な点検整備が実施されるよう推進しています。


一般ユーザー向けリーフレット(PDF)

大型ユーザー向けリーフレット(PDF)